バイクバッテリーに対する当店の見解
フロントロウ代表の実方(サネカタ)です。
この度は『バイクバッテリーの見解ページ』をご覧いただき、誠にありがとうございます。
ここでは私(サネカタ)のバイクバッテリーに対しての考えやご提案、実体験に基づいた体験談などをご紹介致します。
激安バイク用バッテリーの氾濫とその実情
バイクバッテリーといえば、一昔前は『開放型バッテリー』が当たり前で、電解液の希硫酸中の水分が自然に蒸発していくために、かなり頻繁なチェックやメンテナンスが必須だったのですが、現在では『メンテナンスフリーバッテリー(MFバッテリー)』や『完全密閉型バッテリー』が主流で、前述のようなバッテリートラブルはかなり減りました。
一方、その現在では生産国すら不明で品質の悪いノーブランドバッテリーや、保証すら満足に付いていない粗悪な激安バイクバッテリーが多数出回っているのも確かです!
当店調べでは、ノーブランドバッテリーなどの粗悪な激安バイクバッテリーは、実に平均で『7個中1個』の割合で初期不良品が混ざっていて、装着当初は運良く使用できてもわずか数週間や数ヶ月で使用できなくなるような粗悪品が非常に多いのも事実です。
実際に、当店でも激安バッテリーの廃バッテリーを持ち込まれるお客様の中の多くの方が、価格に釣られて激安のノーブランドバッテリーなどを購入したが、すぐに使えなくなったし保証も受けれないので当店で再度購入し直したという経緯の方も非常に多く、とても困っている方を多く目にしています。
しかし、トップブランド品のバッテリーでは長年使ってもトラブルが全くと言っていいほど無いので、マメなチェックやメンテナンスを怠る方が増えたのも事実なのですが・・・。
バイクバッテリーに限らず、バイクパーツ・バイク用品など全般に対して言えることは、『安いモノに良いモノは絶対に無い!』という事です。
ホンモノしか置いていない一流店や、しっかりとしたショッピングサイトではそんな激安バッテリーを扱っているお店は一切無いのが現実を物語っています!
安物買いの銭失いにならないように、当店では良いモノだけをプロの目で見て、実際に使ってみて入念に厳選してからお届けできるように、常にアンテナを張って取り扱い商品をピックアップしていますので、当店の常連サンやご来店いただくお客様には絶対に激安バッテリーはオススメしていません!
無知故の失敗がバッテリー・充電系統を見直すきっかけに・・・
今では笑い話ですが、バッテリートラブルと言えば私が10代の頃に乗っていたバイク(Z400FX)で、伊豆半島の最先端の石廊崎にみんなでツーリングに行った際に、やっと到着する寸前にジェネレーターのトラブルでバッテリーに充電ができなくなり、近くのジェットスキーショップにてかなり大型のバッテリーを購入して、純正のバッテリーとバッテリーケースごと外して、その大きなバッテリーをフレームにヒモでくくり付けてやっとの思いで帰ってきた事を思い出します。
ジェネレーター・レギュレーター・バッテリー本体などのマメなメンテナンスやチェックを怠っていたのが直接の原因で、一緒に行ったみんなにかなり迷惑をかけたのを覚えています・・・。
暖気中や信号待ちではヘッドライトをOFFにするなども含め、常にマメなメンテナンスやチェックをしていれば、していない場合よりはるかに長寿命で電気系統にかける負担も減ります。たった2つのタイヤで走ってくれる大切な愛車です!しっかりとした選び方で長く良い状態でバッテリーやバイクそのものを使用できるように、できるだけ日頃から気にかけてあげて下さい!
(文:フロントロウ代表 実方)