当店のパーツ製作例 || バイクパーツ買取&販売のフロントロウ

| HOME > 当店のパーツ製作例

パーツ製作例 【Rマスターシリンダーステー】

gsxr-1100

■Rマスターシリンダーステー編

このRマスターシリンダーステーは、キレイなCB750FCに非常に大切に乗っている当店のお客様が、 RマスターシリンダーとRキャリパーをオーバーホールするついでに、Rマスターを現行車のモノに 交換したいというご要望で、単品製作にて作った物です。

ステーをステッププレートのウラ側に取り付けたかったのですが、ステッププレートをO&T製のモノに交換されていて、取り付け部の面が出ている部分がオモテ面にしか無かったため、オモテ側へのステーの取り付けとなりました。

各ボルト穴間の距離やオフセット量を採寸して、型紙にて切り出しの元になる『型』を作ってから作業に入ります。
使用するアルミ板は材質が『7N01』の厚みが『3ミリ厚』の板材を使用しました。 Rマスターステーは、足とはいえタッチにも剛性感が出なくなるのを懸念したのと、今回は軽く足にも当たる 『ヒールガード』的な役目も果たすので、しなりやたわみなどの出ないように、『6ミリ厚』の板材を使用しました。
材料に型紙を当てながら形をケガき、『バンドソー』という機械で材料を切り出していきます。
材料を切り出し終えたら、穴あけをする部分にポンチでマークを付け、ボール盤によって穴あけをします。より高い精度で取り付けができるように、ボルト穴がM6のボルトであれば『6,1φ』、M8であれば『8,1φ』という風に ボルト径より+0,1φの大きさの穴を、下穴から順にあけていきます。

穴あけが終わったら、切り出した材料の側面と表面を仕上げていき、かつキレイな断面となるようにして、最後には角の面取りも行います。
今回のステーは足にも軽く当たるので、念のために画像の通り広めの面取りをした部分もあります。

そしてステーが出来上がったら、Rマスターをオフセットさせるための2個の『アルミカラー』を旋盤によって 製作していきます。
今回は長さが26ミリ長のカラーが必要だったので、材質はジュラルミンと呼ばれる『2017』の材料で、外径:16φ、内径:8,1φ、長さ26ミリのカラーとしました。少しでも軽くさせるのと、ちょっとおしゃれに見せるために、カラーの真ん中付近を3φ細くするウエスト加工も施してみました。

あとはステーの取り付けボルトにグリスを塗って正規のトルクで取り付けて、Rブレーキホースを組み付けて、 オイルのエア抜きと増し締め・各部の最終チェックなどをすれば作業完了です。

ちょっとしたステーでも、ほんの少しの追加工やアイディアで、見た目もイイ感じになる場合もありますよ!既製品のパーツなどでも、ちょっと手を加えてオリジナルっぽく加工などをしてみては!?

(文:実方宏)

フォトライブラリー 

※クリックで拡大画像がご覧になれます。
△PAGETOP

HOME | ジャンル別在庫リスト一覧 | お買い物方法と発送に関して | 現在のお買い物カゴの中 | 会社案内とアクセス |
| バイクバッテリー | バイクタイヤ | バイクチェーン | Yahoo!オークション出品物 |
| バイク&バイクパーツ買取査定 | 各種リンク集 | 当店のスタッフ紹介 | ウンチクガレージ |
| 代表サネカタのブログ | GPZ900Rニンジャブログ | バイクバッテリー専用ブログ |

frontrow.co.jpに掲載の記事・写真・カット等の転載を禁じます。すべての著作権はフロントロウに帰属します。
copyright©2010 FRONT ROW CO.,LTD All Rights Reserved